アミタホールディングス株式会社とMCPジャパン・ホールディングス株式会社は、共同出資により、合弁会社を設立することといたしました。

合弁会社設立の目的および背景
企業は今、猛烈な勢いで進行する気候変動や地下資源の枯渇、度重なる災害や感染症、さらにこれらに起因するサプライチェーンの分断や経営資源の調達コストの増大など、複合的かつ多層的な経営リスクへの対応を迫られています。しかし、多くの企業がこれらの課題に対し、部分最適の個別対応を実施し、多大な対策コストをかけつつも、経営の持続性を高める統合的な戦略を立案・実行できていないのが現状です。
一方で、消費者や投資家のサステナビリティに関する関心、知識は近年急激に高まっており、企業の社会的責任や本質的な環境取り組みを求める声が強まっています。そのような状況のもと、企業がグリーンウォッシュにより提訴される事案が発生するなど、企業のESG経営に対する不信感が生じており、投資家や金融機関の信頼に足る適正な評価をおこなう能力およびその基準が求められています。
アミタグループは創業以来45年にわたり「持続可能社会の実現」をミッションに掲げ、企業・自治体の持続性向上を支援する統合サービスを展開しています。MCPグループは、アジア最大級の独立系資産運用会社であり、投資家目線で企業のグローバルスタンダードなESG経営や環境取り組みを評価することが可能です。
このたび、上述の気候変動を中心とした地球環境問題による「企業のリスク」と「金融市場のリスク」の低減に寄与し、脱炭素社会に向けた適正な移行(トランジション)をナビゲートすることを目的に合弁会社の設立に至りました。
新会社の事業内容>
新会社は、世界をリードする組織と戦略的なパートナーシップを確立し、日本初導入となる国際イニシアティブが提供するツールを用いて、日本企業のESG経営の品質をグローバル基準に引き上げる支援サービスを提供します。顧客企業の脱炭素経営への移行戦略(トランジションストラテジー)の立案支援とアセスメントを行い、以下を実現します。
・グローバルなサステナビリティ要件への適合性の向上
・環境リスクやグリーンウォッシュに敏感なグローバル投資家への訴求力の強化
・国や地域の脱炭素化をはじめとする環境目標達成への貢献
合弁会社の概要
- 名称: Codo Advisory株式会社 (フリガナ:コウドウアドバイザリーカブシキカイシャ)
- 本店所在地: 福岡県福岡市中央区天神二丁目12番1号
- 代表者の役職・氏名 代表取締役社長・CEO: 鈴木 香織
- 代表取締役COO: ステファン・ルデュ
- 主な事業内容: 顧客企業の脱炭素経営への移行戦略(トランジションストラテジーの立案支援およびアセスメントを中心としたサービス提供
- 資本金: 50百万円(予定)
- 設立年月日: 2022年3月28日(予定)
- 決算期: 12月
- 純資産: 50百万円(予定)
- 総資産: 50百万円(予定)
- 大株主および持ち分比率 アミタホールディングス株式会社: 50%(議決権比率50%)
- MCPジャパン・ホールディングス株式会社: 50%(議決権比率50%)

