プレスリリース:山口重工業株式会社のサステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(SLL)のセカンド・パーティー・オピニオン(SPO)実施のお知らせ

2025年4月22日

Codo Advisory株式会社

山口重工業株式会社のサステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(SLL)の
セカンド・パーティ・オピニオン(SPO)実施のお知らせ

この度、Codo Advisory株式会社(所在地:福岡市中央区天神二丁目12番1号、以下「Codo Advisory」)は、山口重工業株式会社(所在地:東京都港区海岸一丁目7番1号、以下「山口重工業」)のサステナビリティ・リンク・ローン・フレームワーク(以下「フレームワーク」)に対する第三者評価:セカンド・パーティ・オピニオン(以下「SPO」)を実施いたしました。

山口重工業は、持続可能な社会の実現に向けた資金調達手段として、サステナビリティ・リンク・ローンの活用を検討し、公益財団法人 九州経済調査協会(所在地:福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目1番82号、以下「九州経済調査協会」)がサステナビリティ・コーディネーターとしてフレームワーク策定の伴走支援を行い、第三者評価をCodo Advisoryが担当いたしました。

Codo Advisoryは、フランス政府機関ADEMEが開発した移行計画策定メソドロジー「ACT(Assessing Low Carbon Transition)」において、日本初のライセンスコンサルタントとして認定されており、実効性と信頼性の高い脱炭素移行計画の策定支援を強みとしています。サステナブルファイナンス支援においても、ACTの評価軸をもとに独自開発したESG評価基準を活用し、企業が設定するKPI、SPTsのサステナビリティ寄与を定性・定量の両面から明確に示すことを目指しています。さらに、国内外の関連基準に準拠した網羅的かつ公平な分析・評価を実施しており、可能な場合には独自のSDGs評価指標も組み合わせることで、第三者にも分かりやすく、より高い信頼性を備えた評価を提供しています。

今回のSPOにおいて、KPI1は「強固」、SPT2は「野心的」と評価しました。特に自社の本業に即した本質的なKPIの設定、中小企業向けSBTi基準を上回る目標水準の設定、そして日本企業として初のSteelZeroイニシアチブへの加盟等の具体的なアクションが、同社の脱炭素にかける高い野心度と本質性を示すものとして注目しています。

本件を通じて、九州発のサステナビリティファイナンスの活用が一層進み、脱炭素社会の実現に向けた新たな一歩となることを期待しています。Codo Advisoryは今後も、地域と企業の持続可能な発展に貢献できるよう、信頼性の高い評価と専門的な支援を提供してまいります。

関連情報

以上


本件に関するお問い合わせ先:
Codo Advisory 広報担当
contact@codo.jp ・092-409-4337


  1. KPI(Key Performance Indicator)とは、サステナビリティに関連する重要業績評価指標です。借り手が設定する環境・社会課題に関する取り組みの成果を、定量的に測定するための指標であり、サステナビリティ・リンク・ローンの目標進捗を評価する基盤となります。 ↩︎
  2. SPT(Sustainability Performance Target)とは、KPIに対して設定される具体的な達成目標です。サステナビリティ・リンク・ローンにおいては、借り手が一定期間内に達成を目指す水準として明確に示す必要があり、ローン条件と連動することがあります。 ↩︎


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